何もない日は、航海を思い出してblogにすることがある。
航海中、愚生はこれといった本を積んでなかったが、ルナ艇長は出口治明さんの世界史関連の分厚い本を準備、読んでおられた。この出口さん、知人の親友で60歳で会社を興した。先日リタイアするとリリースされていた。知人に仕事のことを何度か聞かされたことがあったが無類の本好き、歴史好き。テレビにもよく出演されている。その活動はリタイアされても続けられるようだ。
当時ルナ艇長がその方の本を読んでおられたのをみて、活字読欲求が湧いてきて、酒田のコンビニで文藝春秋を買い、それを隅から隅まで読んだ。その後、航海中に読んだ2冊はいまだにキャビンのテーブルに置いてある。
今日は気温がぐっと下り寒いので、何もすることがない。
部屋で文藝春秋4月号を読んでいると、明治150年美しき日本人50人特集に竹山道雄さんのことが書かれている一項があった。
小学生の頃、とても近しい人に、誕生日かなにかの時だったか、ビルマの竪琴を頂き、読んだことを思い出した。小学生向け編さんの挿絵入りの本、今でも断片的に憶えている。
その次項は、萩野吟子さん、日本人初の女医のことが書かれている。航海の途中に寄港した、北海道のせたな町で彼女のことを知った。勿論、その項の文章にはせたな町のことが書かれている。たしか海を見下ろす小高い丘のところに碑があったように記憶する。
することの何にもない日は、何かしらひとつのことを捉えて、それを連鎖し記憶を辿ることがある。別に歳のせいでもあるまいがとおもいつつも。
窓の外の桜蕾は、雨の影響もあってか、数えきれないくらい開花し始めている。たったの一夜で・・・。
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