今読んでる小説、この前、そのことを記したが、時間をかけながら読んでいる。まず、この小説には主人公の名前がない。勿論、その他の登場人物にもだ。
この本なぜ手にしたかだが、紹介文に、ある老人の世話で、異国の、ある河岸に繋留している船に住むことに・・・、古い家具、レコードが並ぶリビングを珈琲の香りで満たし、本を読み・・・。とあり、特に河岸に繋留している船に住む、そこに興味をもった。
本の題名は河岸忘日抄。
従来からある本は電子書籍に代わると言われが、どうだろうか。愚生もタブレットに小説などをダウンロードしているが、やはり、本は紙がいいとおもう。
デシタルであるゆえに、解説や訳など便利機能はあるようだけど・・・。
小さな子どもが、大中小、作者の意図するサイズの絵本を触り、小さな手でページを捲る。そこにある絵を指差す様をみていると、タブレットなんかではとても代替え出来ない。
デジタル化、トコトン行くところまでいくのだろう。でもそれを利用する選択肢はそれぞれにある。
環境問題は別にして、紙の消費はその国の文化度をあらわすと言われた時代が、ほんのチョット前まであった。今はそんな言い回しはあるだろうか。
まあ、デシタルや紙やというのはそれとして、この小説は少しづつ読んで楽しむ。
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