2014年2月15日土曜日

エンスト、なんです。

フィルターからの燃料の滲みは、燃料コックを開いて圧力のみの静的テストをおこなったが滲みはない。
次にエンジンを始動して燃料を流しながらの動的な滲みチェックも問題ない。
そろそろエンジン停止するか、と思いきや、以心伝心というか、燃料カットのレバーをひくこともなく、ストン、ストン、ストンと自動停止したんです、エンジンストップ、いわゆるエンスト、なんです。

えっ、何んかの間違いやろーと、すぐにセルを廻すも、独特の唸り音がない訳でして・・・、エエえッて思いながら、オイルの量やら冷却水を確認するも、これらも問題ない。

そうか先ほどのフィルター復旧の際に、そういえば、溜まった燃料を少しだけ除いたあれが原因だ。つまり、燃料を除いた空間にエアーポケットが出来て、その空気溜まりが、そのまま燃料パイプに入って噴射装置までいってしまった。

この燃料フィルターには、下にポットがあり、そこにスラッジやらが溜まる構造で、フィルターのシール部を点検した際にドレンバルブからスラッジは取り除いたはいいが、最小限の汚れた燃料をドレンしたのみで、フィルター内のエアを抜くほど燃料を排出しなかった。

バーボンのダブルほどの量をケチったつけか、と思いつつ・・・。

ルナ艇長に電話で、エアが噛んだ旨の連絡はいれておいた。
その後、エアを抜くもエンジンはなかなかかからないので、再度ルナ艇長に連絡すると、「チョッとメールしていくわ」と。

そうこうしてると、みえられたので、改めて夫々のエア抜きをやり、スターターを廻すもかからない。
再度、各所のエアを抜いて、再々のスタート。

艇長曰く、アクセルレバーを押して燃料を多めに供給しながらセルを廻すようと。するとヂィーゼルの深い唸り音が連続的に流れてきた。
夕暮れ時、どんな音楽よりもいい音色と心地よい振動がキャビンのなかに伝わってきた。


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