2013年9月20日金曜日

中秋の名月とヨットルナ

中秋の名月です。

世界中どこでも観れる月ですが、昨夜の日本は特別で、中秋の名月・・・、観月の日でした。

ここ2、3日の報道ニュースなどでは、各地の観月についてさまざまな行事などを紹介されてました。この時期、このような良い天候はめったにないとのことでして、確かに雲ひとつないと云っても過言ではありませんでしたよ、昨夜の空は。

ニュースでは、他の国の観月行事は伝えられなかったように思いますが、どの国にも様々な風習、伝統、伝説があるのでしょうね。中国では月餅などを楽しむのではないでしょうか。

先日、ボイジャー1号(Voyager 1)が太陽圏を脱出後、順調な飛行を続けているとのニュースで、科学の素晴らしさを目の当たりにしました。
一方で、地球から一番近い月を観ながら、多くの人たちが、その国の風習などに浸る、昨日の日本も、そんな中秋の夜だったのではないでしょうか。

そういえば、Voyager 1を日本語はボイジャー1号と呼んでいますが、この単語の前にひとつ単語が加わると、フランス語やスペイン語では・・・。
科学の集大成である人工衛星の名前って、なかなか人間ぽくって、味がありますね。
生まれてきたこどもの命名と同じおもいなんでしょう、作った科学者たちは。

ご存知、kurenai and Luna、このルナは月と云う意味で名づけられていますから、昨夜はルナ艇長の日でもあります。
昨夜は、お月見セーリングでもされたかなーとおもいきや、どうもお月見散歩のようでした。写真はヨットルナと中秋の名月のショットです。

ルナ艇長撮影の夜のTYC、ルナと中秋の名月。
kurenaiと中秋の名月。

2013年9月18日水曜日

ルナ艇長の登場

たかさご万灯祭実行委員、万灯祭播磨灘ヨットレース大会会長、そしてレース出場と大忙しのルナ艇長です。NPO理事長の役目もありましたしね。

そこでエピソードをひとつ、
レースに出る条件は、トップ狙いでないといけません、決してビリでは駄目。若し、そうなったら、エンジン掛けてゴールするよう。何故なら、表彰式のプレゼンターでもあり準備に間に合わないからと。

これが、レースに出る条件ですと、レース大会会長へ、小生から伝えたことでした。
一方、これだけ云うと、それは、それは奮起して上位狙いするだろうと・・・。

舵杯という関西では有名なレースがありますが、ルナ艇長は、このレースで2度優勝していますから、実力の持ち主ではある訳でして。
まあ、寡黙な人ですから、心の奥底でトップ狙いを秘めていたと思います。

こちらもそうあって欲しいエールでもあったわけです。
ですが残念ながら当日の台風で中止となりました。中止を決める際も、なかなか本部に出てきませんで、電話でやっとこ、重い腰?をあげてこられたような感でした。

で、前日稿のように、3者で中止を決定されたのです。我々はN旗をあげ、いろいろ中止の手はずをやってると、総務委員長も雨風のなか到着。

レース出場艇長の皆さんも中止の手続きで本部に来たので、そこで、副賞の抽選会となりましてね、ルナ艇長もそのひとりで、札箱に手を入れてましたので、何番・何等賞を当てるかとチラチラみてますと、なんと20番を引きよりました。自分でも、あれっ!てな顔してましたな。

前日に1艇キャンセルがありましたので、くじは本来19番まででいいのですが、そのキャンセル艇のことを忘れて20番まで作ってしましましてね。この札の紙切りはレース委員のSチャン。

ご本人も入れて、19艇人が引いてですよ、20番を引くわけですから・・・。小生のエール?!、よほど気になってたのかと・・・。兎に角、皆で大笑い、いや爆笑でした。
(ルナ艇長は小生に話を膨らませ過ぎるとよく云われますが、まあこの場は、ホント、爆笑ですわ)

それにもうひとつ、作業用の合羽のイデタチ、装束はいいのですが、なんと長靴の中が水ビタシでグチュグチュや、と云いよります。
なんと破れた長靴を履いてるわけでして、まあここでも爆笑。皆さんから、こりゃブログもんやでーと囃したてられ、ここでもエール?!を送らていました。

19人しかいないのに20番を引くやら、長靴のなか浸水やと云われるなんざぁ、ルナ艇長、またお得意の関西吉本興業風の「ボケ、かましよりました」ですわ。

まあ、20番札をわざわざマジックで書いた小生もボケのひとりですけどね。でもこれは「かますボケ」ではなく本物のボケですかな・・・。

高砂染め(江戸時代からこの地に伝わる藍染め)のペナント。
藍の会の女性陣の立派な作品です。
合羽姿でさっそうと登場、
それはいいのですが、長靴は用を成してないと・・・。
よくみりゃ船底塗料が着いてる、じゃあーりませんか。
これ船底塗装作業用、つまり、雨の日用ではない!
なぜなら雨の日は塗装できませんからね・・・。



2013年9月17日火曜日

万灯祭播磨灘ヨットレース

万灯祭播磨灘ヨットレースは台風接近の影響から、中止されました。

風警報の発令と時間と共に天候は悪化するなどのことで、レース大会会長、レース実行委員長、レース委員長の3者で話し合われ、出走申告時間をもって中止が決定されました。

L旗はいつも掲揚されますが、N旗はなかなかでないでしょうね。国際信号旗を覚えると面白ですよ。因みにN旗はレースを中止するの信号で、L旗は伝達事項があるとの意味です。伝達事項発生の度に、ホーンを1発鳴らします。

レース副賞は参加艇の全艇にお渡しすることで、20賞準備してましたので、抽選を行い、残り札についても、キャンセル艇に配りました。
朝、1から20まで札を作り、ジュースが入ってた、カートンを抽選箱にしました。

遠来のお客さまは岡山からのご夫婦で、おふたりとも70歳を越えておられます、艇はカタマランです。

また、数艇は台風が去るまで、避難のために継続係留、そのおひとりのMさんは合羽姿で、再係留場所へ移動するなど、風雨のなか、ずぶぬれの作業です。

掲示版です。横のジュースの箱に抽選札が入ってます。
向かって左はL旗、右はN旗です。
L旗は連絡がありますの合図、N旗は今日のレースは中止の合図です。
国際信号旗、覚えると面白い。
遠来のお客さまの帰港風景です。
岡山から70数才のご夫婦での参加でした。
こちら、Mさんも退避位置へ移動中です。
合羽を着用するくらいの風、雨の勢いです。

事務艇です。
テント本部に人が居ないときに、この艇のキャビンに
旗やらなんやらのレースグッズがキャビンに置いてありました。
留守してて、すみませんでした。

2013年9月16日月曜日

たかさご万灯祭の前夜祭

たかさご万灯祭の堀川イルミネーションと万灯祭播磨灘ヨットレース前夜祭の模様です。
2日遅れの日記、第一弾です。

7年目を迎えるたかさご万灯祭は、当初は堀川祭りとして発足したことは前稿で紹介したとおりです。昨年は7万人の来高者でしたが、今年はそれを上回ること間違いなしとの予測です。

18時20分過ぎ、ご来賓の方々並びに謡曲(おうたい)の演者の方々が揃いましたので、6分程度早めてのスタートです。

今年はイルミネーション点灯式を試みてみようと、参加ヨット30数艇の艇長、クルーの皆さんに、ご協力をお願いしました。司会は昨年同様、Nさんです。

前夜祭スタートの1分前にイルミネーションを一旦消灯して、ホーン1発音を合図に一斉点灯、点灯の瞬間、観衆の皆さんから「ウォー」と云うよう歓声があがり、まあ、ホッとしました。

点灯と同時に、20数名の女性、男性による「たかさごや、この浦、舟に帆をあげて・・・」のうたいが始まり、そのあと、NPO理事長兼万灯祭播磨灘ヨットレース大会会長の開会宣言。

続いて、ご来賓のN市長、T衆議院議員、W商工会議所会頭、Y県会議員のご祝辞、山陽沿線ヨットクラブ連絡協議会長Yさんと万灯祭播磨灘ヨットレース実行委員長Sさんの乾杯音頭で、前夜祭をスタートさせました。

少し時間を戻すと、18時過ぎに某TV局の女性アナウンサーと女性ディレクターのおふたりが、ワイン抱えて登場。

司会のNさんにひとこと番宣をともおもいましたが、折角OFFで遊びに来てるのですから、野暮はやめようと・・・。
でも、ニュースに出てるせいか、やはりいろいろな人たちに声を掛けられてました。写真撮ったりとかも。

Tアナウンサーとは、今年の夏、地域紹介の番組でNPOが毎年開催している少年少女ディンギー教室の取材に来られとのことでルナ艇長とで対応しまして、そのようなことからお誘いした訳です。

前夜祭スタートのタイミングで、理事長夫人がご家族を伴い沢山のお手製の料理を艇に運んでこられまして、お孫さん3人も加わり、パーティーのはじまり、はじまり。

お酒はお土産のワイン、芋焼酎(九州の友人で、このブログ読者のひとりが選んでくれる一品)、ウイスキー、日本酒など・・、よく飲みました。

前夜祭の模様写真につきましては、Hヨット協会のカメラウーマンの作品が後日届きますので、そのとき、素晴らしい写真を掲載します、どうぞお楽しみに。

小生、この日、バースで横になったのは、確か午前1時を廻っていました。レース前夜ではなく、当日早朝・・・。では、次稿で、また。

レース実行委員長のSさんがJSAF役員へレースの報告を行ったメールに
添付されたイルミネーション写真です。
わたし、写し忘れました。
未来のセーラー達です。
かわいいでしょ、バウハッチから・・・。
オーナーであるグランパとグランマの艇に遊びに来られてます。
レース艇長会議での実行委員長Sさん。
JSAF外洋内海副会長、有名人です。
本格的なレースですから入念な説明を行っています。
所謂、レース帆走指示書を読み上げ、確認しているシーンです。
ご来賓、手前からW商工会議所会頭、N市長、T衆議院議員、、
Y県議会議員の皆さんです。
皆さん共通して、びっくりするような元気な口調でのご祝辞でした。
たかさごや この浦 舟に帆をあげて・・・。
今年も「おうたい」をお願いして、謡曲たかさごをご披露頂きました。
NPO理事長兼万灯祭播磨灘ヨットレース大会会長の開会宣言
後ろの方が司会のNさん。
N市長からのご祝辞はスポーツ大会に相応しい、
大変力強い口調でありました。
NPO理事長、つまりルナ艇長の功績を絶賛されていました。
〆のご祝辞をなさったY県議会議員も同じく、艇長を絶賛されました。
某局のTアナウンサーとMディレクター。
Tさんは今夏はじめてディンギーを経験、Mさんは全く始めてのヨット乗船とのこと。
提灯はTYCのクラブ旗です。
オーナズデッキで何か考えてる風、艇長の大切なひとです。

ルナ艇長の大切なひとたちです。
浴衣のお子さんは絵がとっても上手、また、
ディンギ乗りでもあります。つまり文武両道。
後ろはご両親、チェロがとても上手で、
若い頃、高円宮殿下との合同演奏会に出演経験があります。
後方の女性もルナ艇長の大切なかたです。
中学生のころに会っただけで、今回お会いし、
美しい女性に変貌したのに、びっくりしました。
手前は某局ディレクターMさん、焼酎Mバージョン・オンザロックをお楽しみ中。
ルナ艇長の大切なひとです。
料理の腕はプロで、パーティーはこの料理なくしては、始まりません。
陰のレース関係者ですから、レースロゴ入りのポロを着ています。
手前は、かわいいお孫さん。
左の方は、お話からして、絵の先生のようです。
真ん中は、今日のバーテンダー役のSさん。
おでんとお酒を楽しんでますと・・・、
某局のTアナウンサーとMディレクターです。
お酒、これが強いのなんのって、焼酎ロックでグイですからね。
Mバージョン・オンザロック。
左から、Hさん、司会のNさん、ルナ艇長です。
Hさんはいろいろご支援をいただいています。今回はルナに乗船してレースに参加予定です。
皆さんお揃いのポロを着てますが、これはレース関係者の証し、ユニフォームでして、
Nさんが、プリントしてくださいました。
Nさんはルナ艇長の幼馴染、30代から20数年間、海外生活を過ごされ、
経験、話題共に、豊富な方です。











2013年9月10日火曜日

たかさご万灯祭


平成18年9月に、高砂市高砂町が兵庫県の景観形成指定地区指定されたのをきっかけに
翌19年から始まったイベントです。

  
 18年の10月に「たかさご万灯祭」の前身となる「高砂みなと堀川まつり」が高砂市観光協会
の主催で開催され、
翌年より兵庫県、高砂市、高砂商工会議所、高砂市観光協会、市内企業、各種団体による
たかさご万灯祭実行委員会が結成され。現在のたかさご万灯祭を開催しています。

 
 イベントの内容は街をめぐる約6Kmの路地キャドル、会場内の歴史的な建物など8箇所の 
建物ライトアップ、「願い」「水」「夢」の3つの灯りの集積会場、音楽が心地よい12箇所の
ジャズギャラリー、地元の物産品が集まる「高砂楽市」や各種展示会や古民家の開放など、
町中がイベント会場になる2日間です。


 当初、2日間で約1万人程度の観客で開催されていましたが。5年目を向かえ2日間で約7万 
人の方々が観覧に来ていいただけるイベントとなりました。
  
キャッチコピーは「1年に1度だけ、星が降りてくるまちへ・・」 
                                                               上記は2012年たかさご万灯祭HPより抜粋

公式ホームページ:http://mantousai.iza-yoi.net/

ポスターは2013年のものです。このサイズは車中用で、山陽電車を始め、阪神電車、阪急電車など関西の広域電鉄網の車中に貼られています。山陽電車では1両まるごとのポスター・トレインジャックを行ったようです。万灯祭播磨灘ヨットレースについては、次稿で。



2013年9月9日月曜日

JA704機の翼とヨットセイル

伊勢志摩を眼下右手にみながら、
飛行機の翼とヨットセイルは同じ働きをする・・・、その話を先日、高校生にしたことを思い出した。丁度、翼の上のシートだったので、ふっと思い出しました。あの高校生達、理解したかなーとも。

外を観ると、どうしても翼が目に入るので、羽田に到着まで、ずーっと翼の動きをみてた。
補助翼などが頻繁に動く。それらを作動させるのは油圧シリンダー。油圧は強いパワーを出すことが可能で、かつ、微動制御が出来るので、便利なしろものです。

翼の上部ではブレーキ役の抵抗翼のようなものが出てきたり、そのほかの補助翼が微妙に動いたりして全く飽きない。

翼の形、何かに似てるとおもったら、最近のマルチハルのアメリカズカップのセイル。ピークのカットなど、デザイン的にはそれだと思った。そのセイルのかなりの工夫があるとか・・・。

よくよく考えてみると、セイル、つまり帆の歴史がはじめにあって、航空機にその形が応用されたわけだが、現代は飛行機の翼の洗練されたデザイン機能が、今度は逆にヨットに応用されている。

アメリカズカップ、そういえば、先日の高校生へのヨット操船レクチャーで、ルナ艇長が「このなかで、アメリカズカップ知ってる人、オリンピックにヨット競技があるの知ってる人」って問うも、誰も知らないと。
ルナ艇長、一瞬、がっかりするも、プラス志向で「だから教える」と。そういや、今年のアメリカズカップの観戦にはいかないのかな。

そんなことを思い出しながら、ふっと窓の上を見上げてみると、真っ青な空で、そこはもう秋。
高度が下がり低い雲に突入すると、気流にもまれて、かなり揺れてきた。

その揺れる翼の後方をみると、空気の流れが見え、末端で渦を巻いている。この光景、まさに風洞実験にある流体力学的な状況でした。

そんなこんなを楽しみながら、補助翼が最大まで出てきてドラフトを作りあげ、揚力を強め着陸態勢に入る。ヨットに例えるなら、メインセイルのクリュホールを緩めてドラフトをつくるそれと同じ状態かな。

そんなことで時間潰ししたB777-200機内でした。エアライン、ANAです。