2013年3月26日火曜日

先週末も艇泊

 先週末も艇泊。日曜日は泊地清掃で、その後はNPO総会でしたから、土曜日は艇泊でした。暇に任せて、バッテリーの消耗チェックをやりました。でも、ルナ艇長からお借りしたクランプメーターとブルースカイ艇長のそれとが示す数値が異なり、当惑。でも解決しました。
 それもありますが、バッテリーを充電するエンジンのオルタネーターの発電能力が一番注目するところです。如何に陸電の無いのが、いろいろなとこに影響するか、身をもって体験・・・。でも乾電池ラジオ、LED電灯で充分なことにも気づきました。ロウソクランタンもありますからね。それらで本格的非日常生活を味わえますよ。
 私にとってのキャビンはいろいろなこと考えたり思ったりする休息の空間、結構時間とれますよ。
多分今週末も艇泊・・・。




2013年3月23日土曜日

風とセーラー

 風とセーラー。このブログをお読み頂いている方々の中には、セーラーの方々もいらっしゃると思います。
 大航海時代、セーラー達は風だけで、地球を旅してたんですよね。貿易風を利用するなど当時を物語るものです。
 この貿易風も太古から吹き続けている風で、当時のセーラー達はそれを見つけて、貿易に使うなどして、効率的な航海をやってきたわけです
 そういえば帆船やヨットは風だけで動く世界最大の乗り物とも云われています。近年のヨットでは風以外の動力源をヂィーゼルエンジンに求め、また法律もその搭載を義務付けてるんです。セーラー達は機械に頼る場面、風に頼る場面と様々です。
 以前、私はエンジントラブルから、泊地にゼノア(前方の帆)だけで戻りました。
泊地港内は細長く、漁師さん達の船が行き来しますし、夕暮れでしたから、僚艇ルナの伴走を受けながらシングルハンド(ひとり)で帆と舵を慎重に操り戻りました。
 ヨットの最後の頼み、また強みはセイルと風。微風であれ、強風であれ、風を動力源にする、つまり自然を見方に付けることが大切ですね。そういえば、ルナ艇長も極力帆走する主義です。
 さてと、風に吹かれて、何処かの港に旅するか・・・。

風とセーラー



2013年3月20日水曜日

フォートレスアンカー

 フォートレスアンカーについては既に投稿、またそれを取り付けるブラケットが2ヶ月過ぎに届き、これが合わないことも投稿しました。
 合わないブラケットですが何とか半分位はホールド出来るので、雑索・ロープ等で固定して使えば良いかと思い、取り付けてみました。
 この位置には、丁度フェンダーフォルダーがありましたが、Iさんに手伝って貰い移動させました。
ブルースカイ艇長から借りたラチェットボックスレンチ、これはインチネジ、ミリネジ両方使える優れもので大変便利です。

スターンパルピットにUボルトでブラケットを固定
ブラケットに半分位しかアンカーが入ってません。
常設することもないと思いますが・・・。
現在は取外しています。


2013年3月19日火曜日

ヤンマーさんゴメン

 ヤンマーさん、ごめんなさい。エンジンのジンクについて、いろいろブログに書きましたが、間接冷却エンジンには、ジンクは必要ないとのことでした。写真左手にある六角プラグは単なる蓋とのことでした。
 こんな位置にジンクを装着して、メンテナンスをどう考えてるの・・・なんて、偉そうなことをブログ投稿して、すみませんでした。なお、ヤンマーへの問い合わせでは、なんでこの位置にジンクがあるのかを聞きました。その意味は、このようなところに冷却水が流れているのかなーとおもいまして・・・、それを含めて問い合わせました。
 ヨットクラブの皆さん、狭いところを覗いて貰ったり、スパナを貸して貰ったり、お騒がせしてすみません。

左手の六角プラグは「蓋」だそうです。

2013年3月18日月曜日

キャビンの雨漏り

キャビンの雨漏り。窓から雨漏りしてまして、シールパッキンの取替が必要です。
パッキンの取り替えは、既に投稿しましたが、その後、もっと違う方法は無いものか、それも簡便な方法で。で、ホームセンターで見つけた3M社のシール材を買ってきて、ひと工夫したら、雨漏りが止まりました。今日も風雨が強かったので、どうなってるかです・・・、多分、全く問題ないでしょう。
 要するに、様々なところにメンテナンスが必要です、人間の手で。兎に角、出来ることはなんでもやる、その過程で新しい工夫もする、それをノウハウにする・・・。
 この雨漏り防止策もノウハウ、缶をぶら下げているのがノウハウではないですよ(笑)。


缶をぶら下げるなんて、面白いでしょ。

艇と車、目と鼻の先

 艇と車は目と鼻の先です。仮泊地の良いところは、艇と自動車が直ぐそこの距離なんです。こんな泊地はなかなかないと思います。電気自動車だったら、そこから電力供給を受けられますから、なんの心配もないのですがね。
 ヨットは出入港で、どうしてもエンジンを使いますから、最小限の蓄電池を積んでいます。
でもエンジンにトラブルが発生すれば、セーリングで入港せねばなりませんで、小生も以前、エンジントラブルでセーリングで停泊地へ戻りました。
 最近のヨットは電装品も多く、また、航海灯など信号もありますから、どうしても電力源が必要になります。その電力源がバッテリー(蓄電池)です。自動車のそれと同じです。
 ブログタイトル、艇と車、目と鼻の先でしたね。それがバッテリーの話に至っては、なにをかいわんや。もうこのへんで、今から残りの仕事をやります。

ヨットのバウ(前方)から車迄の距離はご覧の通り、
直線で2~3mと云ったとこでしょうか。

ニューペックのファイル

 ニューペックのファイル。ニューペックとは、日本水路協会が販売している、デジタル海図です。正式な海図ではありませんが、海面漁具等を掲載してますから、セーラーにとっては、なかなかの優れものです。ニューペックは既にこのブログで何度も紹介しています。
 ルナもこのソフトを導入しました。このことも既にブログ紹介しています。
一昨日、ルナ艇長とくれない丸のキャビンで立ち話していると、昨日(つまり金曜日)出港して、ニューペックを実際に動かした。
 のり網をぐるりと周回して、さてと、データをセイブするか、と思いきや受け入れるファイルを新設するのを忘れていた・・・。小生と同じことをおやりになったようです。
 小生の失敗談は何度も申しており、艇長も充分理解していたのですが、なんとも・・・。まあ、忘れることは、新しい情報を受け入れる枠を作るのですから、それで良いと思います。
実は私も、この日は財布を忘れてましてね。その前の週も忘れも物があり、大騒ぎしたところです。
 ニューペックのファイルを作り忘れるなど、ドンマイ×2です。エエーちょっと待った、下記の写真にコメント書いてるうちに思い出したけど、確かファイル作りましたけど。
だって、テスト航行したとき、GPSが途切れ途切れになり、その結果、陸上に直線航跡が残った記憶があります。それも今、思い出した。(このように直前になると思い出すのです)これ間違いありません。ルナ艇長の携帯に早速このブログ読んで頂くようメールしときましょう。
 更に思い出しましたが、そのテスト航行を兼ねて昼ごはんを食べに行ったとき、地元名物の有名店のカツめし屋さんに、マフラー忘れたですよ、この私。(ここでも忘れ物です)

パソコン画面に映し出されているのが、ニューペックです。
陸上と海上が色分けされるのは当然、いろいろな情報がつまったデジタル海図です。

たった今おもいだしたけど
このテストの時にファイルを作っておいたような気がする。
ファイルあれば自動セイブしますよ。

2013年3月16日土曜日

ヤンマー3GMのジンク 内容に誤りあり

 この内容には一部誤りがあります。
間接冷却エンジンには、エンジン本体のジンクは無いとのことです。ヤンマー社へ確認しました。そのことは別稿のヤンマーさんごめんをお読み下さい。

ヤンマー3GMエンジンのジンク。ヨットのエンジンメーカーは世界でいろいろありますが、ヤンマーも最大手です。エンジンもシリーズがあり、当艇はヤンマー3GMのエンジンを搭載しています。27HP(馬力)だったと思います。
 その中にも、間接冷却、直接冷却とあります。どちらも、エンジンと海水が接触する訳でして、そこに課題が生じます。
 その課題が、電蝕(電気化学的腐蝕)なんです。どんなことかはインターネット検索すると出てきます。良し悪しは別に便利ですね。
 曰く、2種の異なる金属が電解質溶液(この場合は海・清水)に同時に接触したら、金属の電位差ってものによって、イオン化傾向の強い金属から弱い金属に電子が移るそうで、そのとき電荷を失った金属原子がイオンとして海・清水に溶け出す。
 その特性?を利用して、溶け出す側、つまり弱い側の金属をジンク(亜鉛・元素記号Zn)にして、アルミ合金等で作られている部品を守るわけです。
文中に、電位差やら金属原子とか、なんだかだと難しい単語が並んでます。でもこのジンク(亜鉛)、自からの身を溶かして、他を守る。なかなか、けなげな金属ですよね。
 そういえば、牡蠣には亜鉛が含有されており、それを人間が摂取することで、栄養素とする。ここまでくると、亜鉛に感謝ですね。
 エッ、まさか、溶け出したジンクを牡蠣が食べて、それを人が食べる?! 食物連鎖。
そんな馬鹿なこと・・・。だって大昔の人も牡蠣を食べてたのですからね。まあヨット装着のジンクは自然に戻ったってことにしましょうかね。
 一方のイオンは「探査機はやぶさがイオンエンジンを搭載して・・・」とありました。ここらのことも難しいですね。以前、宇宙ヨットのことを投稿したこと想い出しました。これは意外と単純な機構のようでした。
 さて話を戻しますと、このジンクを取り替える必要があります。つまりジンクが溶け出しているからです。それを装着している箇所を見ると、なんと手も入らないようなところにそのジンクがセットされてまして・・・。周辺機器、例えば燃料ポンプとか、ドレンノズルの金具などを解体せねばなりません。
 世界的メーカーのヤンマーはメンテナンスのことをどこまで考えているんでしょうかね。コンパクトにまとめるのも良いですが、プロがやっても大変ですよ、このデザイン。
なんだかだと云っても、取り替えるには、周辺機器をひとまず外すことが必須ですから、春分の日にでも、挑戦しようと思っています。
 もうひとつのジンクは、スクリューシャフトに装着されています。これは、上架しないと取り替えられません。この状態は来月の上架メンテナンスの際に投稿しましよう。
 ヨットは、船体をはじめ付属機器のメンテナンスが好きでなければ・・・。そういえば、ルナ艇長が云ってました、「ヨットを持つと、いろいろ手間がかかるよ」と。

この六角プラグを外すさねばなりません。
その為に手前のドレンノズルをまず外す必要があります。
レンチがまた入らないですよね。
この右手の燃料噴射ポンプを外す必要がありますが、
このポンプの後側にもうひとつジングプラグがあるんですよね。
燃料噴射ポンプのブラケットボルトを4本緩めれば良いのですが、これ大変です。



2013年3月15日金曜日

先週末、キャビンひとり

 先週末、キャビンひとり。100V電源はホンダのゼネレーターを回します。でもガソリン2Lで数時間しか発電出来ませんから、節電×2。
 慣れれば、それは非日常生活が快適になるんです。でも、ご覧のように、ラジオとソーラー電気スタンドがありますから、非日常といいつつも・・・。この日は、ストーブは必要ありませんでした。
 テーブルの食べ物は、スーパーで購入のもの。飲み物はサントリー金麦と新潟の菊水。ビールのあと、菊水をちびちびやりながら、出船と入船の波をゆらゆら受けていると、いい調子に酔っ払ってきまして、舟を漕ぎ始め、ついにはバースでゴロリ。
 その頃どうも、ルナ艇長は、グランパをやっていたようです。翌朝、それはそれは大変と申してますが、そう言いつつも、楽しんでると思いますよ、結構。週末のキャビンライフ、何の制約もありません、癒されます。




2013年3月9日土曜日

花粉飛び交うjapan

 花粉飛び交うjapanここ数日、4月上旬の気候、とにもかくにも、花粉が舞っております。
先日も投稿しましたが、大陸からも黄砂が気流に乗って・・・。
 私も堪えきれず、投薬始めまして、目薬、点鼻薬、錠剤の3点セットです。
 ずっと前のことを想い出しました。花粉症の酷いときに、香港へ出かけましたら、何と、空港を降りるなり、完治したような。
 丁度、1ヶ月ほど滞在しましたので、その間、苦しむことはありませんでした。香港の山には、杉や檜はありませんから・・・。

休日のビクトリアピークの木々
ピークとダウンタウンを結ぶケーブルカー






海のサロン関西小型船安全協会

 関西小型船安全協会主催の「海のサロンin高砂」が先週末開催され、同協会のA氏とY社のM氏のお話を2時間余り聴きました。今回で3回です。つまり3年目。特にメーカーM氏の話にはセーラー達からも矢継ぎ早の質問があり、結構盛り上がりました。
 ディーゼルエンジンの質疑応答は、なかなか深い話になり、私なんか、エンジン特性などで思い違いしていたところもあり、修正することができました。
 A氏より、ヨット人口は横ばいとの説明、海技免許を取得する人も横ばい・・・?マリンスポーツは現状維持的ですね。
 ヨットはメンテナンスが重要なポイントだと思います。そう云う意味でも、今回の海のサロンではM氏の話、その豊富な知識から、大いに役立つ情報をいただきました。
 さて、この「海のサロン」ってネーミング、誰が作ったんでしょうか?多分、JSAFのSさんかな?
 会場は「高砂来て民家」、花井邸です。

奥がA氏と説明者M氏

「海のサロン」のマーク

皆さん真剣に聴き、質疑応答も盛んでした。

2013年3月6日水曜日

帆船海王丸と日本丸のプロペラ

 ヨットのプロペラ抵抗について、Iさんに調べて貰っていることを投稿しましたが、昨日、メールを頂きました。
 海事科学研究科博士前期課程船舶工学研究室の院生のNさんが、その見解を述べて頂いたメールだったんですが、その中に大変興味深いことが記述されていました。
 そのN院生の見解、下記の通り転記させて頂きます。「さて、Y先生がヨット帆走時におけるプロペラの取り扱いに関して、N教授にご質問されたとの事を、同じ研究室所属のN院生から伺いました。
質問の要点は、帆走時にギアをニュートラルにしてプロペラを遊転させるのが良いのか、それともアスターンに入れてプロペラを固定したほうが良いのか、という点だと理解しております。
 私の知る限りでは、航海訓練所所属の帆船日本丸と海王丸が参考になるかと思います。
乗船実習の際、日本丸と海王丸の違いについて の講義があり、その時得た知識を紹介させていただきます。
 日本丸は固定ピッチプロペラのため、帆走時はギアを外してプロペラを遊転させています。
それに対し、海王丸は可変ピッチプロペラで、帆走時はフェザリングと呼ばれるプロペラピッチを進行方向に向けた状態にし、水抵抗を減少させています。
 微風下では日本丸のプロペラが遊転しないため、抵抗の少ない海王丸が有利だと言われています。反対に、強風下で速度が出てくると日本丸のプロペラが遊転し、推進力を生み出すため日本丸が有利だと言われています。
 この事がクルーザーヨットにも当てはまるかどうか疑問が残りますが、1つの目安になるのではないかと思います。ご参考にしていただけると幸甚です。」
 文中の「プロペラが遊転し、推進力を生み出す」、この一言が全てを物語っていると思います。この場で恐縮ですが、Iさん、それからN院生さん、ありがとうございました。
なにか、皆さんを巻き込んでしまいまして、申し訳なく思っています。なお、以下の写真は小生で検索したものです。
 写真2枚共、かもめプロペラ株式会社出典です。同社のホームページを一度ご覧になって下さい。凄い技術力ですよ。

海王丸のプロペラです。
フェザとは鳥の羽からきているようで、
ポートサイド、たたんだ形が鳥の羽に似ているから・・・。
ここでも飛行機の匂いがする。
写真出典:かもめプロペラ株式会社

中空シャフトの中にフェザリングの為の駆動システムが組み込まれているのでしょう。
その仕組み、概念図を見ると面白いですよ。
写真出典:かもめプロペラ株式会社



2013年3月5日火曜日

啓蟄の上空

 今日は二十四節季の啓蟄。こう書き始めると、1年経つのが早いって感じます。なぜなら、昨年の今日、啓蟄を投稿しましたから・・・。
 今日は確かに暖かな一日でした。帰りの機内から外を見ると、横須賀、江ノ島、富士山が一直線上に並ぶところが有るのに気づきました。目で追うそれですから、誤差はあるでしょうが、感覚的にそうなる場所を今日は飛びました。多分、何かの都合で、飛行航路が少しずれたのでしょうか。
 富士山も大変綺麗にみえました。そのむこうの南アルプス連峰もまだ雪に包まれてましたが、でもそこまで春が来ている感。
 春を感じる啓蟄の上空でした。


2013年3月3日日曜日

仮係留地の写真

 仮の係留地です。仮定置アンカーをそれぞれ打ちましたが、強風・台風用に大型アンカーを3本打つ案が出ています。
 この場所は、出入りの船のひき波を受けてピッチングを起こします。






2013年3月2日土曜日

機中と花粉症

 昨日、14時発のフライトで、現地で仕事して、19時発のフライトで戻る。札幌の再来・・・。こう書き出すと、いかにも忙しい人間、と思われるかも知れませんが、全くそうではありません。たまたまの時間設定で、そうなっただけです。戻りの機中で、花粉症がひどくなってきました。
 隣の乗客の方、女性でしたが、ふわふわしたセーターに、同系の帽子を被ってまして、その毛糸に花粉が・・・と思うと、目が痒く、鼻がムズムズで、最後にクシャミでした。
 多分、地上で花粉を浴びて、その影響から、たまたま機内で発症したのでしょうけど、ついつい、その毛糸に、杉やらの花粉がいっぱいくっついている気がしてなりませんでした。まあ、神経ですね。
 昨今は隣国から、ジェット気流などに乗って、大気汚染物質が飛んできます。昨夜の飛行機はそのジェット気流を受けての飛行ですから・・・、そのせいかも知れません。
 そういえば、機内の気圧はあまり高くないような感じで、どこかの隙間から入り込んできたか。席は翼後方の窓側だったから。そんなことないか(笑)

この写真?!