2011年11月29日火曜日

日本水路協会 ニューペック

 再び、日本水路協会のニューペックのことです。このソフトを表示するパネルを考えました。それは画面サイズ19インチ、消費電力11Wの液晶パネルです、これを艇のナビゲーションモニターに決めました。
 当艇はステアリングホイールが後方にありますから、この位の大きさだと見やすい。荒天でも大丈夫のようなキャビンの入り口での固定方法が課題です。
 次回は搭載した写真を投稿します。(その時はまだ完全固定にはなってないと思います)

ワイド画面で見やすい

省エネタイプとかでバッテリーに負担がありません。


2011年11月26日土曜日

ルナのマストにKさん・・・

ルナのマストトップにKさんが登ってます。ルナ艇長が米国から取り寄せた、風向、風速計を器用で丁寧な仕事をするkさんが取り付けています。
 無線(パルス信号)で風向と風速情報がコックピットに伝わる仕組みです。ドジャーを付けると風見が見辛いこともあって購入された。
 先ずブラケットを付けるねじ穴を、作業性の悪い位置からドリルであけることからはじめ、無事に取り付けは完了。その後、メインハリヤードが滑車から外れたりで、Kさん、かなりの時間、マストトップにいました。お疲れさまでした。
 TYCメンバー皆さんもkさんをマストトップにあげる為にウインチを捲いたり、安全確保を行ったりでした。お疲れさまでした。


メインハリヤードとスピンハリヤードのダブルビレー。
Kさんはロッククライミングも趣味で、北アルプスの殆どを制覇していますから、高い所は大丈夫。

空、綺麗でしょ、上空を飛行機が何機も飛んでましたよ。

2011年11月23日水曜日

どっぷり暮れた航路

 昔の人はよく云ったもので、秋の日はつるべ落とし・・、日没と同時に真っ暗になります。立冬を過ぎ、小雪なんだから、特に海の夜は直ぐにやってくる。前方に工場群の明かりが見えてますが当然航路になんかは届きません。
 ホームポート周辺にも海苔網が張り巡らせており、それを回避して進まねばなりません。そこで役立ったのが、日本水路協会のニューペック、電子海図とGPS受信機の組み合わせです。
 牡蠣セーリングはその実験セーリングでもありました。ルナと1マイルほど離れてますから、レーダーの情報を受けるわけにはいきませんで、このシステムで航行するしかありません。
夜間モードに切り替えると、見易くてなかなかいいです。帰港には全く心配ありませんでした。
 暗がりに浮かぶ、パソコン画面の青の線が計画航路で、橙色の点がGPS受信位置、橙色の線と扇形の紫色が方向、右に見える赤紫の枠2面が海苔網敷設位置、左の黄土色が陸地とその横の空色が海岸線です。ちなみに上部の赤色ラインは小豆島草壁計画航路です。
 少し見づらいので、ブログの写真画面を特大にしました。多分、枠からはみ出しているのではないでしょうか。僚艇ルナとVHF無線で交信すると、航海灯とパソコンの電源がバッティングしてか・・、どうも作動が巧くいかないが航行には支障なしとの連絡。
 その後も、シングルハンドですから慎重に操船、なににも増してGPSとニューペックを頼りに航行する。特に漁具全てが表示されるので安心だ。
  今までは、20哩を越える航行では、緯経度数値を確認して、本海図に落とし込み位置確認してました。また、漁具は本海図には表示されてませんから、簡易海図との併用でした。
  シングルで、それもナイトでは落とし込み作業も日中のようにはいきません。そういう意味でも、  ニューペックは便利。このシステムを導入して、こんなに直ぐに役立つとは・・・。日本水路協会のニューペック電子海図、大したもんです。導入して良かった。時々は夜航海の訓練も必要と感じた航行でした。






夕日を受けながらの航行

 牡蠣セーリングの帰り、夕日を受けながらの航行です。 この辺りは夕日も朝日も抜群に綺麗です。
夕暮れですから、特に前方の船を警戒しながら、写真に収めています。ルナは南側のルートを取って帰港してます。夕日を背景にしたルナの帆走写真が無いのが残念です。ここまでは、綺麗な風景でいいのですが、このあとの暗闇航行は・・・、次の稿でご紹介。





望遠機能を使ってますから、少しぼけてます。カメラも安物ですからだめですね。

上空を飛行機が飛んでます、UFOじゃない!

本船と夕日のコントラスト

小雪と牡蠣

 二十四節気の小雪(しょうせつ)、小雪が舞う寒い頃とか。
室津へ牡蠣を食べに行ってきました。適当に風も吹き、5~6ノットで機帆走。往路は西寄りの風、  復路は東寄りと、登り風。ルナ艇長の風予想通りでした。
いろいろありまして、到着したのは、13時過ぎでした。出航が30分遅れ、到着目前の30分のロスなどで、12時着が13時となった。
 向かうはいつものポンツーン付きの「海宝」という食堂です、ここは海の駅にも登録されています。
牡蠣の養殖を家族で営み、食堂、土産物、殻付牡蠣の通販などを商っています。
写真は丁度、養殖場から引き揚げた牡蠣。
 ポンツーン前の漁船に横抱きさせて、食堂に向かいます。
食堂前の湾は牡蠣棚だらけですから、注意しながら接岸せねばなりません。
朝のうちにルナ艇長がポンツーンの予約電話を入れると、海宝の親父さんが舫を取ってくれます。
 早速、食堂で焼牡蠣にありつく。採れたてですから、新鮮で美味いです。牡蠣釜飯、サザエの煮物、もずくなどをビール飲みのみ、いただきます。
あとで思ったのですが、ルナ艇長はビールも牡蠣も足りなかったのでは・・・。
 15時少し前に離岸、TYCへ進路を取る。
夕日を受けて、どっぷり暮れたホームポートに戻るところは次回とします。

ルナの帆走、スタイルいいですね。


焼牡蠣と牡蠣釜飯、もずくにサザエ。


生ビールが無くなったとのことで壜ビールで我慢!? 
ルナ艇長とで、白ワインがあればいいなーと云いながら・・・。

先ずは焼牡蠣から、レモンを絞って、さて遅めの昼食にありつきます。

2011年11月21日月曜日

晩秋の須磨浦

 須磨浦、晩秋の海はキラキラ輝いてます。遠くに小型船団が見えます、多分、漁師が魚を追ってるんでしょう。
残念ながら、ヨットの姿はありません。
 これから、播磨灘、瀬戸内海は西寄りですが、それなりの風が吹いてきますから、セーラー達は寒さをしのぎながらその風でセーリングを楽しみます。
 通勤途中の車窓からの風景、いつも通り、海のみえるほうに立つ。時々、その窓にブラインドを降ろすご仁がいらっしゃる、それは、だいたいが座ってる人なんです。立ってる私の楽しみ、奪わないでと、こころ言葉をかける。今朝は、そんなことはありませんでした。

2011年11月19日土曜日

電子海図とGPS受信機

 専門誌の「舵」を立読みすると、電子海図のニューペックとGPS受信機の組み合わせ記事が目にとまった。何度も検討したことなのですが、この度は、ポンと背中をおされた感。
 早速、ネットで確認を始める。ニューペックは既に知っていたが、どの様なGPS受信機と組合せれば良いかが解らない。水路協会のHPをよくよくみると、GPSのspecが記載されている。
 その内容を検索エンジンで更に確認すると、機種の選択肢が出てきいた。あとはコストだが、これも数千円ではないか・・・、勢い通販で購入を決めた。
 次にニューペックを販売している水路協会へアクセスすると、国の外郭団体だけに、個人情報保護や注文の仕組もキチンとしている。協会の方のアドバイスも受けて、GPSの当初のものと異なるものを入手。
 パソコンが必要ですが、日本語ガーミンよりは、かなりの低コストで済んだ。あとは、パソコンの省電力化をどうするかを考えねばなりません。今日テストを兼ねて小豆島へ行こうとしましたが、生憎の雨と霧で延期しました。



小潮というのに・・・

 今日のTYC周辺は小潮だったのですが、高潮注意報が出ていました。
潮位のデータを見ると、TYC近辺が一番高い。岸壁から水面迄は20CM 位でした。ルナ艇長は艇へ上り下りが大変だったと。夕暮れの写真ですから、見づらいですが、ブイの高をみると、潮の高さがわかります。午前中から夕方まで大雨でしたが夕暮れ時は晴れ間が出てました。



2011年11月15日火曜日

ヨットレース表彰式

 第3回じょうとんばヨットレースの表彰式模様です。優勝カップはルナ艇長の手に渡りました。前回はセレネが優勝、今回は健闘虚しく・・。このレース名になってから、ルナは2度目の優勝です。
 このカップって言いますか・・・、これが尉と姥(じょうとうば)。この彫物を購入したのは、金毘羅さんの境内なんですよ。数軒廻り、やっと見つけた。それも、ルナ艇長が見つけたものです。かなりの重量なんですよこれは、地元の彫り師の作品です。航海安全を願って、金毘羅さんで求めたものです。
 セレネ艇長よりルナ艇長へじょうとんば優勝木彫りの返還授与。参加賞はプラスチモのマグカップでした。トップのルナから我が艇を撮影、コーヒーを楽しんでるのはブルースカイ艇長。
 表彰式後はガレージパーティー、キムチ鍋と寄せ鍋の2種類を戴きました。
パーティー後の出来事!!がありますが、これはまたの機会としましょうか。







2011年11月13日日曜日

投稿できませんでした

 中国へ行ってまして、投稿できませんでした。食事の写真が無いのは残念・・・、朝は、お粥に豆腐塩漬、味噌漬、ピータンを入れる。それにワンタンを一緒に。
 豆腐の塩漬けは、沖縄の豆腐ようと殆ど同じ感じです。味噌漬は人参、生姜などを味噌に漬け込んだ日本の田舎の漬物のそれです。それらをお粥の上にのせて食べます。
 昼は焼饅頭、温州炒飯、太麺焼そば、白菜の炊いたんなどが定番ですが、でも今回は好きなようにはなりませんでした。
 最終日の昼食は、小籠包、よもぎの餃子、モヤシと乾燥豆腐の細切りとを炒めもの、空心菜等を食べることが出来、満足でした。夜は、いろいろありますが、豚を香酢で煮込んだものや、牛肉と野菜を醤油で炒めたもの、蒸し鶏の野菜包、小さく刻んだ菊葉の香の炒め物、豆腐の細切りスープなど庶民的中華が好きです。それを楽しみます。
 青島麦酒を飲むのは言うまでもありません。それも青色小瓶が一番でして、コンビニで10元前後だったと思います。瓶生もありますが、今ひとつ。ゴールドラベルもありますが、何といっても青色小瓶ですね、安くて美味い。
 帰国前夜、中国の友人に久し振りに会いました。彼女は3年半のあいだに立派なキャリアウーマンになってました。
 ルナ艇長の友人がその会社の海外現地法人の社長だったことを思い出して、そのような会話もしました。懐かしい人たちのひとりに会うことが出来、本当に嬉しかったです。ふらりと、通りから外れると生活がみえてきます。

                     ホテルからみえた朝方の月
古い時代の陶磁器
大通りを一歩入ると路地裏住宅街
     
   
路地裏の果物屋












                  




2011年11月6日日曜日

第3回じょうとんばヨットレース

 雨の中、恒例のヨットレースをやりました。
合同クルージングの途中をヨットレースにあてようと計画しましたが、生憎の雨で、クルージングは中止、ヨットレースはやろうということになり、土曜日9時30分、6艇でスタート。コースは西南西方向で、6.7マイル先。コース取りでは8マイル強ですか・・・。
雨を見越して、Iさんはコースマップをラミネートしてきてくれました。
 スタートから、ずぶぬれ、風は東寄りで5~6m/秒程。海苔網を避けながらゴールを目指す。
スタート直後は、3艇が艇の間が、そうですね・・、3~4m位、接近して、結構、エキサイトしました。また、1位から3位迄は、夫々1艇身ほどと接戦でした。
 このときの写真は残念ながら、ありません。余裕が無いのではなく、カメラが手元になかった。3艇による接戦の末、抜け出したのは当艇、それを証明する写真です。スタート直後は、後方の2艇と競り合った。そうそう、云い忘れました、当艇は3番手スタートでした。
 この5~6分のタイムラグが致命的となるか・・・。更にルナ艇長は無線で「もう少し近づかないと写真を取ってあげられないよ」ナーンって、云ってくるんですよね。
それもコーヒーブレイクは既に済ませたとか・・・、まあ、余裕の無線ですわ。で、どの艇が1位になったか・・・・。
 表彰式とその後のパーティー模様、エピソードなどは次編でご紹介したいと思います。実は、表彰式やパーティーの写真はルナ艇長のカメラで撮影、よって手元にありません。
 「じょうとんばヨットレース」のいわれをご紹介。
 TYC横の由緒ある神社に伝わる、古い神話の「尉(じょう)と姥(うば)」、松の精、「おまえ百まで、わしゃ九十九まで」という夫婦愛の象徴でして、ご存知の方も多いと思います。
地元では、「じょう」「と」「うば」が訛り、「じょうとんば」となった。この名前は愛称となり、公共施設などに使われています。
 当NPO名に付いている「文化」もそのような歴史環境下にあるものですから、TYCレースにも一貫性をもたせようとの意味から、「尉姥(じょうとんば)レース」と命名されたわけです。
 世界にひとつしかない、「じょうとんばヨットレース」の表彰式、優勝カップ!?、乞うご期待。


2番手ルナがなんとか追いつこうと努力?!してるところ。
立っている人はブルースカイ艇長、今日はルナのクルーです。

この時点ではこぎくは3番手だった!? Iさんがティラーを握ってるんでは・・・。

3番手も含め追いかけてきます。
アルバトロスはシングルで参加してます、艇長のパワーは凄いですよ。

セイルトリマーのKさん、レインハットと合羽で完全防備です。
メインセールの状況を確認しています。
と、云うことで、当艇は1番手です、クックック・・・。

障害物をクリアー後、ゴールへのコース取りをおこなうと、風が真追っ手の状況に。
ルナは艇長ご自慢のウエストマリン製孫悟空のにょい棒のような、伸縮式のウイスカーポールを使い始め、当艇をなんなく抜き去る。
VHF無線で「ある道具は使わんとあかんよ・・・、どうぞ」なーんって云いながら。

そう云われればそうか?!と、ルナより5、6分遅れで、当艇もウイスカーを使いはじめる。
孫悟空のにょい棒ではなく、一本もんです。
トリマーのkさんが、ウイスカーポールをセットする。

その状況はパソコンムービーでもご覧頂けます。




2011年11月3日木曜日

文化の日の朝

 朝食を摂りながら、家内は「今日は明治天皇ご誕生の日」って言い始めた。そうや、明治節ではと・・、早速、ウイキペヂィアで調べる。
 文化の日と明治節、祝日制定のことなど、その意味に改め触れました。
多くの方々の秋の叙勲を受けておられる朝刊記事、一方、NHKでは「さど・まさし 題名のある音楽祭」って、粋なネーミングの番組をやっている、そんな文化の日の朝です。
 そういえば、昨年、艇を手に入れた時、ルナ艇長ご夫妻より頂いたお祝いのワインのラッピングが譜面であることを思い出して、シャッターをきる。楽曲は何かは解りません。
窓の外をみると、桜などの紅葉が目につきシャッターをきる。これは桜ではありません。
 我々のNPOの名前にも文化がついてるんです、ヨット仲間で創ったNPOに、文化の匂いがする・・・?!。ああ、秋ですね。今日は文化の日です。

包装の仕事に携わる者として、この包みはどうしてもほどけない。
つまり未だ飲んでませんよ。
クラッシック音楽好きご夫妻のセンス。リボンはルージュ

窓の外、この木の手前に、数倍の大きな木があったのです。
窓からその風景を見るのが楽しみだったんですが、数年前、私の留守の時期に伐採され、
今でも残念で仕方ない。
奥のほうの木々が桜の紅葉、敷地には900本以上の桜の木が植わってます。

2011年11月1日火曜日

魔法の絨毯でルナ艇長夫妻は

 久しぶりにTYCにルナ艇長の姿がありました。
ご夫妻でイスタンブールへ旅をされていた。それも、魔法の絨毯に乗って。
以前のカイロ、この度のトルコと彼の地での古代文明に触れる行動力、これは凄いですよ。確かカイロは一人でいったんではなかったかな・・・。今回は二人して魔法の絨毯でノンストップ。
 トルコは親日家の国民性と聞いてます。土産話をうかがうとまさにその通りでした。
トルコ名産と云えば、絨毯、ヨーグルト、宝石、言わずと知れたトルコ石。ヌガーもそうだとか・・・。とくに、絨毯はトルコが発祥地、ヨーグルトともブルガリアが有名になったが、そもそもはトルコがはじめに作ったとか。
 カッパドキアのホテルはエレベーターもエスカレーターも無い。ひたすら歩く、よって、歳をとったら行くのが難しいなどなど。でも、素晴らしいところ。食べ物はパンが主であとは肉類、全く不自由しない。ツアーには色々な人達が参加されてた由。
驚いたのは、新地のクラブの女性が参加してて、以前にその店に行ったことがあるとか・・・。
 ベリーダンス、男性の白装束の民族衣装を纏ったダンスなどなど観賞した。イスタンブールはまた行ってみたいところなどとご夫妻のいつにない饒舌なトルコ土産話に耳を傾けてたら、トルコ仕込みのジョークが、写真後方のヌガーの前に宝石箱がみえます?奥さんから、「そうそう、お土産にトルコ石をどうぞ」って言われましてね・・・。
 恐縮しながら、箱を開けると素朴な石があるんですよ、宝石の事など解りませんから、原石を磨くのかなぁーと思って「いや、凄いですね」と云うと、お二人共、大笑い。
奥さんが、「これ、トルコの海岸でひらった、トルコ石」と。まだ沢山ありますよ、って、テーブルにばらばらと転がした。まさに、トルコ石だらけ。このジョークには脱帽でした。


この中には、ひょっとして、宝石の原石があるかも・・・。